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コラムcolumn

塗料とペンキ、実は別物?

ペンキという言葉が、
最近使われなくなりつつあるのを
ご存じでしょうか。

確かに、以前は
塗料といえばペンキのことでした。

塗装職人のことを、
“ペンキ屋さん”と呼ぶほど、
ペンキと塗料は、
イコールの関係だったようです。

けれど、
今では“ペンキ・塗料”と
わざわざ分けて書かれるほど、
ふたつは別物だという
認識が広まっているようです。

以下に、ペンキと塗料の違いを、
見ていきたいと思います。

「ペンキとは」

少し前まではオイルペイントという、
植物油で希釈する製品をペンキと呼んでいました。

乾きが遅く、
“ペンキ塗りたて”などという、
張り紙のイメージがあるのも、
この頃のものかも知れません。

耐候性が低く、
今では、外を塗るのに使われることはありません。

現在のペンキの多くは
合成樹脂調合ペイントというものがほとんどです。

これは、
アルキド樹脂と油成分を混ぜ合わせた、
ニスのように透明なワニスに、
顔料を入れて作られたものです。

合成樹脂という言葉が入っていますが、
合成樹脂塗料とはまったく違うもので、
合成樹脂調合ペイントは油分の多いペイントのこと、
合成樹脂塗料とは、
ウレタンやシリコンなどの化学合成物を使った塗料です。

合成樹脂調合ペイントの乾燥時間は16時間と長く
(合成樹脂塗料なら2時間から4時間)、
また耐候性も高いものではありません。

変色しやすく、
弾性がないため、
ヒビ割れも起こりやすくなっています。

これらのことから、
現在ではペンキを
外壁や屋根に使うことはありません。

「塗料とは」

塗料は基本的に

・樹脂
・顔料
・添加物

から構成されています。

・樹脂

塗膜を作る成分で、
現在は塗料のランク分けにも使われるほど
重要視されています。

現在主に使われている合成樹脂塗料は
耐久性が短いとされている順に

アクリル樹脂塗料
ウレタン樹脂塗料
シリコン樹脂塗料
フッ素樹脂塗料

などがあります。

この耐久性は、
メンテナンスを含めた
トータルコストに大きく関わってくるところなので、
バランス良く塗料を選ぶための鍵となる部分です。

・顔料

顔料には、
鉱石や金属の酸化物から作られる、
“無機顔料”と、
石油などから合成した
“有機顔料”があります。

どちらかといえば、
無機顔料は落ち着いた色合い、
有機顔料は鮮やかなものが多くなっています。

塗料に染料が使われることはありませんが、
顔料と染料の違いを書いておくと、
顔料が対象物の表面に定着して着色するのに対し、
染料は色素が染み込んで定着します。

したがって、顔料は下地の色が見えませんが、
染料は下地の色が分かります。

・添加物

塗料は添加物により、
新たな機能を手に入れています。

たとえばラジカル塗料には、
高耐候酸化チタンと
光安定剤が添加されていて、
セルフクリーニング機能を持っています。

あるいは特殊なセラミックが
添加されていて、
断熱・遮熱性能を高めたものや、
紫外線劣化しない、
石やガラスを加えて、
耐久性を高めたものなどもあります。

他にも、
遮熱、防カビ、つや消しなど、
添加物により様々な機能性が付与されています。

「溶剤」

実は塗料には上記3要素以外に、
溶剤でも分類ができます。

樹脂、顔料、添加物は、
基本的に固体の状態になっているため、
溶剤で溶かして塗りつけていくことになります。

この時、溶剤が初めから加えられているものを1液型、
後から加えるものを2液型といいます。

2液型は混ぜたらすぐに使わないといけなかったり、
混ぜる量も間違えてはいけなかったりと、
扱いが難しく、
プロ仕様とでもいうべきものですが、
塗ることができる素材も多く、
耐用年数も長いため、
屋根や外壁に適しています。

そしてこの2液型は溶剤によって、
水性塗料と油性塗料に分けられます。

水性塗料は文字通り、
水で溶かす塗料です。

臭いが少なく、
扱いやすくなっていますが、
5度以下の低温では塗ることができなかったり、
油性塗料よりも多少耐久性で劣ります。

油性塗料はシンナーで溶かす塗料です。

油性といっても油を使うわけではなく、
水の反対だから油という名称になっています。

シンナーを使うわけですから、
当然臭いはきつく、
場合によっては健康被害をもたらすおそれもあります。

ツヤが出しやすい反面、
ツヤ消しは作りにくくなっています。

塗ることのできる素材も多く、
水性塗料より、
幾分耐久性が高くなっています。

ただ、最近の水性塗料の進歩はめざましく、
ほとんど遜色なしといっても過言ではありません。

「まとめ」

ペンキと塗料の違いは、
成分によるものだといううことが、
ご理解いただけたものと思います。

また、屋根や外壁に
ペンキが使われない理由も
そこにあります。

かつてペンキ屋さんが塗っていたペンキの
役割は大きく変わってきています。

ペンキも塗料も、
広い意味では
同じ着色剤ですが、
塗料にはそれ以上の
多機能性が備わっているのです。