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コラムcolumn

爆裂に注意、ALCや鉄筋コンクリート

爆裂といっても、
映画やアニメのタイトルではありません。

建築の世界には、
そんな現象があるのです。

建物で爆裂?などと、
耳なじみのない方もいらっしゃるかと思います。

それも当然で、
どんな建物にも起こるわけではありません。

爆裂が起こりやすいのは、
ALCパネルを外壁に使った建物や、
鉄筋コンクリート造の建物です。

まずはそれらの建物の構造をみていきましょう。

「ALCパネルとは」

ALCパネルとは、
Autoclaved Lightweightaerated Concrete
(高温高圧蒸気養生軽量気泡コンクリート)の、
頭文字を取って名付けられた建築材料です。

約100年前にスウェーデンで開発され、
日本でも50年以上の歴史があります。

パネルの中にある無数の気泡が、
断熱性を確保し、
また、有害物質ゼロのため、
近年人気となっています。

その反面、
衝撃にはあまり強くなく、
補強の目的で
パネルの中には、
鉄筋やメタルラス(金網)が、
埋め込まれています。

パネル自体の耐久性は50年以上とも言われていますが、
防水性が低いため、
塗り替えなどのメンテナンスが必要となります。

「鉄筋コンクリート造」

一般にコンクリート造と呼ばれるものには、
鉄筋コンクリート造(RC構造、Reinforced Concrete)や
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC構造、Steel Reinforced Concrete)
などがあります。

コンクリートは圧縮される力には強いけれど、
曲げ、引っ張りの力に弱いため、
それを補う目的で、
内部に鉄筋を入れるのです。

コンクリート住宅と呼ばれる、
一般の住宅にも使われますが、
良く目にするのは、
ビルやマンションになります。

耐久性、耐震性、防音性、耐火性に優れていて、
デザインの自由度も高く、
おしゃれな建物にすることも可能です。

だだし、頑丈な分、
解体費用などは高くなるかも知れません。

「爆裂とは」

コンクリートの中にある鉄筋は、
通常なら、
水酸化カルシウムという
強アルカリ性に包まれて、
サビることはありません。

ところが、この内部の鉄筋が、
何らかの影響でサビることがあります。

たとえば、
コンクリートの中性化という言葉を
聞いたことはありませんか。

これは、強アルカリ性であった、
水酸化カルシウムが、
空気中の二酸化炭素に反応して、
炭酸カルシウムを生成してしまい、
酸性になっていくことです。

こうなると、
鉄筋を守っていたアルカリ性が薄まり、
中の鉄筋は湿気によってサビてしまいます。

怖いのはここからです。

鉄はサビの分だけ膨らんで行きます。

それが内側からコンクリートを押し上げ、
ついには大きな亀裂が走ります。

これが爆裂です。

亀裂からはさらに雨水や、
湿気が浸入し、
鉄筋はますますサビて膨らみます。

そしてなおも、
コンクリートを押し上げるという悪循環になります。

爆裂は亀裂だけでなく、
カタマリの落下を招くこともあります。

こうなると人に危害を加えるおそれも出てくるため、
何らかの処置をしなければなりません。

爆裂は鉄筋コンクリートだけに
起こるものではありません。

たとえば、ALCであれば、
水を吸収しやすい素材なので、
表面の塗料の防水性が落ちて、
中の鉄筋がサビて起きることもあります。

また、ボードを留めるボルトがサビて膨張し、
爆裂が起こることもあります。

「爆裂の見つけ方」

壁が剥落したりヒビなどであれば、
目視で見つけることができます。

また、壁の表面にサビの色が
にじみ出ていれば、
そこも危険な場所です。

もし、どこかに爆裂があれば、
他でも進行中の可能性があるので、
ハンマーなどで軽くたたきながら音でチェックします。

ALCパネルであれば、
ボルト周りも入念にチェックします。

爆裂は放っておくと、
建物自体の存続に関わることでもあります。

「爆裂の補修」

補修は、
浮いている部分を取り除き、
中の鉄のサビをよく落として、
防サビ剤を塗り、
再び埋め戻していきます。

埋める素材は、
モルタルであったり、
エポキシ樹脂モルタルであったり、
ALCパネルであれば、
ALC補修材を使ったりと、
場所と状態によって使い分けます。

また、ALCパネルは、
場合によっては部分交換できない場合もあるため、
補修のみで対処しなければならないこともあります。

「まとめ」

ALCパネルは、
吸水性があるため、
塗装の劣化やヒビは、
爆裂を招き、
大きな補修につながることがあります。

また、コンクリート造は
構造体そのものの問題となるため、
本来は、爆裂させてはならないものです。

爆裂が高い場所で起こった場合は、
足場などの費用も発生します。

ある程度の年数が経過したら、
塗装などに気を配り、
大きな補修につながらないようにしましょう。