高松屋根壁プラザ

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コラムcolumn

モルタル壁を見直してみませんか。

モルタル壁を見直してみませんか。

最近の木造建築の外壁といえば、
窯業系サイディングボードが多く使われています。

種類が豊富で、
張り分けなどのデザインもやりやすく、
外気通気工法という機能性も持たせやすいという
多くのメリットを持っています。

けれど、もちろん
窯業系サイディングボードの家が
100パーセントを占めているわけではありません。

モルタル壁であったり、
金属系サイディングであったり、
焼き杉を張っていたり、
異彩を放つ壁も見受けられます。

そんな中で、
かつては日本中の壁に用いられていた、
モルタルを、
再確認してみたいと思います。

「モルタルとは」

セメント、モルタル、コンクリートについて
なんだかよく似た素材だとは思うものの、
正確な区別が付いていない方も
いらっしゃるかと思います。

ここで、それらの区別を簡単に説明いたします。

まず、セメントですが、
これは、モルタルやコンクリートの原料です。

通常は灰色の粉で、
水を加えれば固まります。

このよく目にするセメントを
ポルトランドセメントといいます。

セメントには用途に応じた
多くの種類があり、
たとえば白いホワイトセメント、
超速硬セメント、
医療用セメントなど、
多岐にわたります。

建築においては、
セメントだけだと強度がないので、
これだけで使うことはあまりありません。

強度を出すために骨材(こつざい)と呼ばれる、
他の原料を混ぜ合わせます。

むしろ、骨材をつなぎ合わせるために使う材料が、
セメントと考えれば、
わかりやすいかも知れません。

骨材の違いによって、
モルタルとコンクリートに分けられます。

モルタルは砂に、
コンクリートは砂と砂利に
水を混ぜ合わせます。

結局、砂利のある、なしが
モルタルとコンクリートの違いになります。

砂利があると、
強度はかなり増します。

ただ、この強度は押さえつける力に対するもので、
引っ張る力には弱く、
ヒビやワレが簡単に生じます。

そこで、引っ張る力に対処するように、
鉄筋をいれたものが、
鉄筋コンクリートになります。

家屋だと、基礎に使われています。

モルタルは、
砂利がない分、
強度で劣りますが、
キメが細かく、つるりとした感触で、
仕上げに使われることもあります。

ほかにも、ブロックを積む時や、
タイルを貼る時に、
接着剤のかわりに使うことがあります。

「モルタル壁の作り方」

最近では、
モルタル壁でも、
外気通気工法が普及しているため、
そちらで見ていきます。

まず、柱と柱の間に断熱材があり、
その外を透湿防水シートで覆います。

透湿防水シートは、その名の通り、
湿気は通すけれど、
水は通さないという機能を持ったシートです。

その外に、
壁材を取り付けて行く、
胴縁(どうぶち)という
細長い木を縦方向に設置します。

横方向では、
下から上に向かう、
空気の自然な流れを遮断してしまうため、
ここでは縦方向に使います。

ここからは、
施工業者によって
違いが出てきますが、
いずれにせよ、
“ラス”と呼ばれる金網を
取り付けるための、
下地を胴縁に設置します。

ラスには、
鉄筋コンクリートの鉄筋のように、
やはり、引っ張る力に弱いモルタルを補強したり、
モルタルが食いつくことで、
はがれ落ちるのを防いだり、
また、ラスを覆う厚みを確保することで、
耐火性能を高めたりする効果あります。

ラスの上から、
いよいよモルタルを塗ります。

モルタルは防水性が弱いので、
さらに上から塗装をしていきます。

ただ、最近は、
モルタルの上にネットを張り、
そこに仕上げ材を塗って、
最後に塗装するという施工方法が多いようです。

「モルタルの塗り方」

モルタルは塗るときに様々なコテ跡を
付けることができます。

これが、
モルタル壁にする最大の理由になるかと思います。

最近では、
仕上げ材のところで、
コテ跡を付ける施工方法が、
主流になりつつあります。

一つとして
同じ模様にならないコテ跡は美しく、
まるで木材のように暖かみを与えてくれます。

「塗装方法」

モルタルをフラットに仕上げて、
塗装で表面に変化をつけることができます。

塗料に砂などの骨材をいれて、
細かな凹凸をつくる“リシン仕上げ”は
上品で柔らかい印象を与えます。

塗装したあと、
華道に使う剣山のようなもので、
骨材をかき落とす、
“リシン掻き落とし仕上げ”
というのもあります。

塗料に混ぜた、
骨材を掻き落として行くため、
骨材のあったところがヘコんでいます。

他にも、
塗料の固まりを
吹き付ける
“スタッコ”や、
吹き付けた塗料の固まりを、
ある程度の凹凸を残したまま、
塗料にローラーをかけていく、
“吹き付けタイル仕上げ”などがあります。

「モルタルのメリット」

手仕事による、
工業製品にはない味わいが第一の良さになります。

また、サイディングボードのように継ぎ目がないため、
大きな平面を作ることが可能です。

「モルタルのデメリット」

防水性能確保のため、
塗装をやり替える必要があります。

「まとめ」

モルタル壁には、
ある程度の歴史があるので、
仕上げ方にも様々な方法があります。

もちろん家屋全体をモルタルにする必要もなく、
一部だけに使うことも可能です。

モルタルを知ることで、
こんな外壁にしたいという
新たな考えも浮かぶのではないでしょうか。