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コラムcolumn

モルタル壁って、どんな構造?

モルタル壁って、どんな構造?

数こそ、
窯業系サイディングに押されているモルタル壁ですが、
しかし、モルタルにしか出せない風合いもあり、
まだまだ、根強い人気を誇っています。

継ぎ目のない面を見せる迫力や、
細かな凹凸があるため、
時間と太陽の角度によって、
微妙に見え方が変わる様子は、
モルタル壁ならではのものです。

さて、そのモルタル壁、
表面はさておいて、
その裏側はどのようになっているのでしょうか。

実は、いくつかの工法があり、
それによって、
壁自体の耐久性にも影響しています。

今回は、モルタル壁の構造を
見ていきたいと思います。

「モルタルとは」

モルタルとは、
セメントと砂(細骨材)と
水を混ぜたものです。

これに砂利を混ぜたものが、
コンクリートになります。

セメントは石灰石や粘土などを焼き、
粉砕して製造しますが、
水を加えると、
くっつく性質があり、
砂同士をくっつける、
つなぎの役割をになっています。

なぜ、水を加えると固まるのか、
実は分かっていない部分も多いようです。

モルタルにおいて、
セメントと砂の割合は
1対2から1対3ぐらいかになります。

「モルタルのメリット」

現在考えられるモルタルのメリットは

・耐火性
・デザイン性
・耐久性

などがあげられます。

・耐火性

セメント、砂のいずれもが、
燃えない物質のため、
耐火性に優れています。

・デザイン性

表面仕上げや、コテ跡などで、
オリジナルの壁をつくることができます。

また、
現在の主流となっている窯業系サイディングでは、
出し得ない質感を求めて、
モルタルのデザイン性を選ぶこともあります。

・耐久性

多少の衝撃では破損しない強さを持っています。

「モルタルのデメリット」

モルタルのデメリットには、

・メンテナンスが必要
・ひび割れしやすい

などがあります。

・メンテナンスが必要

モルタルだけでは、
防水性能がないため、
塗装が必要となります。

塗装は、
塗料の耐久年数によりますが、
約10年程度で塗り替える必要があります。

・ひび割れしやすい

モルタルは曲げや引っ張る力に弱い特性があります。

そのため、地震や地盤沈下、
あるいは何らかの力により
ワレが発生することがあります。

また、経年劣化や乾燥などでも
ヒビがはいることがあります。

ヒビにはヘアークラックと呼ばれる、
幅0.3ミリ未満、深さ4ミリ未満のものと、
幅0.3ミリ以上、深さ4ミリ以上の
構造クラックがあります。

ヘアークラックは、
すぐに補修を必要とはしませんが、
構造クラックは壁の奥まで
水の浸入を招く可能性があるため、
早めの補修が必要です。

「モルタルの下地」

モルタルの工法は、
数多くありますが、
直張り(じかばり)工法の場合、
まず、柱の外側に下地として、
木摺り(きずり)と呼ばれる板か、
合板を張ります。

木摺りは、
幅70ミリの板を横に張り、
板と板の間を25ミリ程度離して
張って行きます。

この間隔を開けることで、
ラス取り付けのステープルの打ち幅を、
100ミリにすることが可能となります。

これら下地の上に、
今度は防水紙を張ります。

防水紙はヒビなどから入ってくる、
雨水の防水と、
モルタルのアルカリから、
木を守る役目があります。

多く使われているのが、
アスファルトフェルトと呼ばれる、
フェルト状の原紙に
アスファルトを染み込ませたものですが、
合成繊維不織布を用いる、
改質アスファルトもあります。

防水紙で壁全体を覆った上から、
ラスを張って行きます。

ラスは金網のようなもので、
モルタルを食いつかせることを目的しています。

ラスが入ることにより、
引っ張り力に弱かったモルタルが、
その方向への強度を獲得することになります。

ラスはステープル
(大きなホッチキスの針のようなもの)で、
下地の板に留めていきます。

さて、ラス留めが完成すると、
いよいよモルタルの出番です。

ラスの上から15ミリ程度の厚さに
塗っていきます。

最近では、さらにそのモルタルの、
表面近くにグラスファイバーネットを埋め込む
工法が多くなってきています。

これにより、様々な外力によるヒビワレが、
かなり少なくなります。

そして、最後に表面塗装を行います。

「外気通気工法」

現在のモルタルでは、
外気通気工法も行われています。

下地板の前にもう一枚板を設けて、
その間を通気スペースとしたり、
ラスを通気ラスにして、
通気を確保したりします。

通気スペースがあることで、
雨の染み込みなどが、
さえぎられたりもします。

「構造からくる不具合」

たとえば、
ラスを留めているステープラーに
経年劣化による不具合が生じた場合、
モルタル全体が浮く可能性があります。

また、ラスに問題が生じ、
モルタルの剥落などが起こることもあります。

「まとめ」

モルタルは、
平らに塗るだけでも、
職人の技量が求められる、
施工方法です。

また、工程の中で、
様々な事案を
見極める経験も必要になってきます。

けれど、それらをクリアする、
実績ある職人が手がけてくれた時、
モルタル壁は素晴らしい仕上がりに
なっていることでしょう。